スタッフトレーニング
それでは、このセッションでは、 スタッフのトレーニングについて話をしていきます。
まずはじめに、トレーニングのマインドセットです。
一番最初のマインドセッ トは、トレーニーの成長はトレーニーにとって善であるということです。
人は人にものを伝えたり、あるいは修正をしたりする時に、どうしても何か言 いづらかったり、ついつい言わないまま見過ごしてしまったりすることが、実 際はあるんじゃないかと思います。
でもスタッフのトレーニングをする時に一番重要なマインドセットは、トレー ニーの成長はトレーニーにとって善である、この考え方が大変重要になります。
まず覚えておいていただきたいのは、例えば入って来たばかりの新人スタッフ は仕事ができるようになればできるようになるほど、職場に居場所が増えるんです。
ですからもしトレーニーが仕事ができていなかったり、あるいは間違っ た仕事をしていた場合には、ぜひトレーニーにとってそれを指導することは善 である、このマインドセットをしっかりと持ってトレーニングをしてあげていただきたいんです。
そして次は、鼻毛が出ていたら、鼻毛が出ていると教えてあげるのです。
あなたはもし、誰か自分の部下のスタッフが鼻毛が出ていたら教えてあげることはできますか。
これもやはりちょっと言いづらいことかもしれません。
でもあな たが、その鼻毛が出ていることを教えてあげなければ、その人はずーっとその 後も鼻毛が出ていることを陰で笑われているんです。
ですからこれも、できていないことをしっかりと伝えてあげることは相手のた めで、相手にとって善であり、これは言ってあげることが思いやりである。
こ のマインドセットをしっかりと持ってください。
そしてもう一つ、トレーニングのマインドセット。
これは、できないことを指 摘するのではなく、どうすればできるようになるのか、この考え方をベースに 持っていてください。
トレーニングをする中で、やはりいろいろ個人差がありますので、どんどん仕 事を覚えられる人もいれば、なかなか同じ間違いを繰り返す人もいると思いま す。
でもその時に「なんでできないんだ」って思うのではなくて「どうすれば できるようになるんだろう」これを常に考え続けてください。
この考えを持っ てトレーニングをすることで、あなたのトレーニング力はどんどんスキルアッ プをしていきます。
それでは、今度はトレーニングの 7 つの基本を説明していきます。
まず 1 つ目は、聞きやすい大きさのはっきりとした声で。
2 つ目は、しっかりとアイコンタクトをとりながら。
3 つ目は、わかりやすく身振り手振りを加えて。
4 つ目は、熱意と自信を持って。
5 つ目は、正しい姿勢で。
6 つ目は、マニュアルを遵守して。
そして最後、7 つ目は、出来たら必ず褒めてください。
この 7 つの基本をしっかりと守りながらトレーニングをしていきましょう。
そして次に、トレーニングの正しいステップを説明します。
一番大切なこと、それはまず一番最初にやって見せることです。
これはどうし ても最初、説明してからやって見せる、あるいは説明しながらやって見せる、 という間違いをしがちなんですけども、すごく重要なポイントは、まずはじめ にやって見せることです。
このやって見せる時は、通常のスピードで、どんなスピードでどのくらいのク オリティで仕事をするのかということをまず見てもらいます。
そしてその後に そのやり方、意味というものを説明します。
そして今度はトレーニーにやって もらいます。
そしてやってもらったことに対して、正確に、丁寧にフィードバ ックをしていきます。
そしてそのフィードバックを元にもう一度やってもらいます。
そして再度やっ てもらった時に、もしもできていれば褒めてあげます。
そしてもしも正確にで きていなかったらば、もう一度フィードバックをして、さらに修正ポイントや コツなどをアドバイスしてあげて、もう一度やってもらいます。
このように、できなかったらできるようになるまで何度でもフィードバックを 繰り返してください。
そしてこのフィードバック、やってもらう、フィードバ ック、やってもらう、このピッチをいかに短くするか。
トレーニングは時間で はなく、このフィードバックをしてやってもらう、フィードバックをしてやっ てもらう、この回数に正比例してトレーニーは成長する、ということがすごく 重要なポイントになりますので、ぜひ覚えておいていただければと思います。
これは繰り返しになりますが、大切なこと。
とにかくできたら褒めること。
あ るいは OK を出してあげるというのもすごく効果的です。
トレーニーは自分が できているのかできていないのか、自分のやっていることは正しいのか間違っ ているのか、これを自分で判断できないので、そこが非常に不安を持っている わけです。
ですからトレーナーとして、できていれば OK。
できていれば OK。
これは同じことでも、ある程度繰り返し繰り返し OK を出してあげることで、トレーニーはどんどん自信がついて、トレーニングのスピードもさらにアップをしていくんです。


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